久しぶりに乗って実感
減った便数 バス路線
8月のとある日に近くのバス停から路線バスに乗りました。
大分駅行きの朝8時台のバスでしたから車内はそこそこ混んでいました。
座席はほぼ埋まり、このブログ「大分『志手』散歩」の筆者はほとんど立ったままで終点の大分駅前まで行きました。
しかし、朝夕の通勤通学時間帯を除けばお客さんは極めて少ないのでしょう。
バスの本数は随分少なくなっています。それに気づいたのがバスに乗る日の前日です。時刻表を確認しにバス停に行ったのですが、そこでびっくりしました。
「1時間に2本はあったはず。朝の8時台だから3本あるかな」。このブログの筆者はそんなことを考えながら時刻表を見に行きました。
あとは朝の6時台から午後7時台まで各時間帯に1本ずつです。
こんなに少なかったかな。時刻表を見て思いました。この路線の利用者がそんなに減っているのか。直感的にそう思ったのですが、そうではないようです。
むしろバス事業者側の事情が大きいようです。このことはあとで説明します。
さて、このブログの筆者は大分合同新聞のウェブサイトで路線バス関連の記事を検索してみました。そして、その日付をメモして県立図書館に行きました。
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志手界隈のバスの減便を予告する記事がありました。
大分市内の5路線で、来月(4月)から減便や最終便の繰り上げを行うと、大分交通が発表したとの記事です。
5路線とは「青葉台線」「スカイタウン高崎線」「県立図書館線」「豊海(5号地)線2路線」と書いてあります。
このブログの筆者が8月に乗ったのは「青葉台線」でした。
記事にある平日27便、土曜日と日曜日・祝日18便の減便は各路線ごとなのか、5路線合計なのか、ちょっと分かりにくい書き方です。
おそらく5路線で合計ということでしょう。すると、1路線の平均減便数は平日で5本程度となります。青葉台線は今年3月までは現在の本数に5、6本増やした程度の運行だったということでしょうか。
このブログの筆者の記憶では運行本数はもっと多かった気がします。ならば今年3月以前にも減便されていたということでしょうか。このブログの筆者はめったにバスを利用しないので、だいぶ前に減便されていたことに気が付かなかっただけだったのかもしれません。
土日・祝日は1日4本 志手バス停
こちらは「県立図書館線」のバス停です。こっちも大分駅に行く路線ですが、青葉台線とは違うルートになります。
青葉台線とまったく違うのは、県立図書館から王子神社、春日神社、大分赤十字病院の前を通るルートです。
このブログの筆者は大分日赤に通院するのに使ったことがあります。
こちらは青葉台線の「志手南」に比べてもともと本数が少なかったのですが、バス停の時刻表を見て「空白」の時間が多いのにあらためて驚きました。
土日は利用者がグッと減るので、それに合わせて便数も減らすということは分かります。
しかし、何時間に1本しかないバスは頼りにならない、不便だということで利用者の❝バス離れ❞がさらに進むことは十分に予想できます。
便数減が乗客減を招き、乗客減がさらなる便数減につながる負の循環が続いていきそうです。
バス会社も不便になっていいと思っているわけはないでしょう。ただ、減便せざるを得ない事情があると言います。それが運転手不足です。
どこもかしこも深刻なドライバー不足
左は「大分バス」の減便を報じた記事です。2024(令和6)年9月13日付朝刊です。
見出しに「運転手不足」で来月(10月)から「減便」すると書いてあります。
大分バスは今春、運転手の休息時間確保を理由にバス減便を実施しています。土曜日、日曜日・祝日を中心に減便したようです。
ちなみに大分バスと志手界隈を走っている大分交通は別の会社です。
人手不足はどこも同じのようです。宅配便のドライバーからもそんな声を聞きます。
このブログの筆者がタクシーを利用することはめったにないのですが、タクシーを使う時に目につくのが高齢ドライバーです。
筆者と同年の高齢者、年長者も少なくないように思えます。若い人が来ないので高齢者でしのいでいる。そんな印象を受けます。
他の業界、他社よりも待遇を良くしないと人が集まらない。タクシーだけでなく、どの業界でも同じでしょう。しかし、言うは易く行うは難しです。高い賃金など待遇改善といってもほいほいとできるわけがない、そんな声も聞かれそうです。
危機的な状況にある地域公共交通
乗り合いバスは縮小の一途をたどるのでしょうか。このままではいけない。なんとかしないといけない。大分県もそう考えているようです。
今年6月に公表されたようです。
ビジョン策定の趣旨というのがあり、そこに厳しい現状認識がありました。
まず、大分県の地域公共交通の維持・確保は危機的な状況にあると書いてあります。
自家用車の普及と人口減少でバス利用者は減少傾向をたどり、不採算路線では減便・廃止が進んでいるといいます。
さらに運転手不足も深刻な課題となっており、これが減便や路線廃止に拍車をかけていると説明します。
だから、この負の循環を変えていくために総合的な計画を立てて、みんなで取り組もうというのがビジョン策定の趣旨です。
将来のビジョンを示すことは大事ですが、もっと大事なのは施策として実行に移し、効果をあげていくことでしょう。とりあえず2027(令和9)年度の県予算にどんな対策が盛り込まれるか、注目したいと思います。
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